6月から月2回ほど生け花講座に参加している。
毎回、先生が花屋さんに花材を注文。
季節に応じた花を予算内でセットしてくれる。
ホワイトボードに書かれた花材は、
谷渡(たにわたり)、ひまわり、スプレーマム、スターチス。
「谷渡」は胞子が風に飛ばされ他の木の上について発芽することから名付けられたという。
波打った瑞々しい緑の葉が人気の観葉植物らしいが、初めてお目にかかる。
とっても大きな葉が3枚あったので、どうすればいいのか戸惑う。
幅は広い部分で16㎝、長さは80㎝以上ある。
これを主線(主枝)に使うのだが、幅が広いので横を切ったり半分に折ったりしないと剣山に納まらない。
初心者なので「自由に生けてね」と言われても手が動かない。
とりあえず2枚を生けて、ひまわり、スプレーマム、スターチスを彩りやバランスを考えながら入れてみた。
ひまわりはメインのお花。
スプレーマムをひまわりの周りに散らし、スターチスは右下にまとめて入れた。
(本当はスターチスがもう一本欲しかった)
初めの谷渡2枚はまっすぐ上に伸びている。
(高すぎるぞ、どうしよう😩)
3枚目を手前に入れたが、どうも長すぎる。
切って入れ、切って入れ短くしたものの、お手上げ状態。
そこに先生が修正に来てくださる。
谷渡の葉をしごいて撓(たわ)めると、あら不思議。
葉先を曲げることで低くなり、葉裏を見せて生けながら折り返して表も見える。
手前の葉も奥から折り返してバランスよく生ける。
修正されると抜群に良くなった❗️
先生はどんな魔法を使ったのか、あっという間に形が変わった。
斜めにすると分量が減ることも学んだ。
花材の特徴を知ってうまく扱うにはまだまだ経験が必要だな。
その都度発見があって刺激的なので、毎回楽しみに参加している。
家に帰って忘れないうちに生けた作品は、玄関を華やかに飾っている。