今日は3月最初の生け花講座。
主線になる花材は桜。
2月初めに扱ったものより、蕾がたくさんついているような気がする。
枝が太いので、ハサミで何度も切れ込みを入れる。
少し空間が狭いかな。
まあ後で修正するとして、取り敢えず花を入れてみよう。
中心になる花はアイリス。
アイリスはアヤメ科アヤメ属の花で、ギリシャ神話の「イリ(Iris )」から名前がついたとされる。
アヤメやカキツバタ、花菖蒲なども仲間である。
ほぼ中央にアイリスを入れ、それを挟むように小菊を入れる。
アイリスのすっとした姿は清々しい。
スプレーストックを高低差をつけて流れのある形でに入れる。
最後にサンデリアーナを左右にあしらう。
右側は星の形が正面に現れるようにし、左側は立てて雰囲気を変えてみる。
サンデリアーナは観葉植物ドラセナの一種。
ストライプ模様の鮮やかな葉が美しいので人気がある。
葉は笹のような形をしていて、光沢がある。
最後に先生の手が入る。
桜が左右に広がるように空間を作り出し、アイリスを目立たせる。
(アイリスの背後には何もない状態)
そして三角形の空間を意識することを教わる。
「造形的な生け方だけど、これはこれでいい感じに仕上がってる。もう少し華道を学んでいくと、自然と型を意識するように変わるからね。」と言葉をいただく。
先輩の作品を見て、なるほど格好いいなと納得する。
空間をイメージするにはまだまだ経験を重ねなければ。
アイリスの花が開いて桜が咲いたら、ずっと華やかになるだろうな。
その変化を楽しむのも生け花の素晴らしさだ。