明日は立春、暦の上ではもう春がそこまで。
季節は少しずつ変化しているのに、今日桜を見て驚いた。
(ちょっと早過ぎないか?)
生け花講座の花材に桜が入っている。
切り花として流通する桜で「啓翁桜(けいおうざくら)」という。
枝の先では小ぶりで淡いピンク色の可憐な花が咲いている。
一足早い春を告げる花だ。
(少し楽しい気持ちになる)
まず、桜を生けてみる。
枝が長いので写真に収まらない。
枝がしっかりしているので切り込みを入れて生ける。
(かなり力が要る)
次に紫色の菊を入れる。
花がすっかり開いていて、花びらがはらりと落ちる。
(いつまで持つか少し不安になる)
ここで手が止まって悩んでいると、先生が修正してくださる。
「桜の枝が全部正面を向いているから、ただ入れただけという感じ。角度をつけて奥行きを出しましょう」とアドバイスを受ける。
なるほど。
桜の位置を変えて、スプレーストックを菊の周辺に入れる。
(スプレーストックは茎の先に3〜5本の枝がスプレー状に広がっているのが特徴)
スプレーカーネションとタマシダをあしらって、出来上がり。
カーネーションはまだ開いていないものだけを使用する。
桜と菊が優しい色合いなので、強烈な赤はあまり必要ないかな。
タマシダは明るい緑色で全体をまとめてくれる。
葉の形が不揃いで面白かったので後ろの中心に入れてみる。
そして先生に見ていただき、少し調整する。
これが完成形❗️
なんとかシックにまとまった。
カーネーションを控えめにしたのでバランスがとれた。
桜の枝で作った空間に花がきちんと入り、タマシダで明るさを補う。
与えられた花材で、個性を出せるようになったと思う。
(先生の褒め言葉が上達の秘訣かも)
桜の蕾がどんどん開くと、玄関が明るく華やかになり、家で花見ができるかな。
楽しみがまた増えた❣️