公民館まつりの生け花は、みんな花材が異なる。
主線となる枝物を何にするか、希望を聞いて決めた。
私は初参加なので、先生が「桃にしましょう」と決めてくださる。
早くも可愛いピンクの花を咲かせている。
花器もピンク色の花びら型のをお借りした。
使用した花材は、桃、アイリス、白菊、チューリップ、オンシジウム、レザーファン。
この順序で生けていく。
桃の枝は直線的なので、桃の林のイメージで入れてみる。
アイリスはすっと伸びているので、後ろの方に。
白菊が花のメインになるのだけれど、チューリップもあるので1本減らして2本生ける。
チューリップは菊の足元に。
オンシジウムは黄色い蝶がひらひら群れているように花を咲かせている。
周りを囲むようにすると、華やかさが増す。
最後にレザーファンをバランスよく入れる。
花材が多いので、高さや位置を何度も修正しつつ完成した。
他の講座生の作品を紹介。
これは木瓜(ぼけ)の花。
初めて間近で見た。
朱赤色が目に鮮やかだ。
大輪の百合の花を背後で木瓜の花木がしっかりと引き締めている。
これは木蓮の蕾。
花が咲くのは、まだ先かな。
写真だと立体感がうまく表せないけれど、空間の広がりがある。
これは先生の作品。
猫柳のふっくらした柔らかそうな花穂。
上と手前にぐんと伸びている。
さすが先生だ、素晴らしい。
花と花木を組み合わせると、いつまでも眺められる。
散歩して春を見つけるもよし、室内で花を眺めて春を感じるもよし。
金曜日の午後生けた桃が、今日の午前にはたくさん花を咲かせていた。