デパ地下に行くのは楽しい。
特に何が目的というわけでもなく、ぶらぶらと回るだけでも楽しい。
そして、地元では手に入らないものがあれば買ってしまう。
催事場でドライフルーツの店頭販売をしていた。
なぜか、ふらふら〜っと引き寄せられてしまった。
小さなブルーベリーがあり、「ワイルドブルーベリー」と表示されている。
販売のおじさんに「普通のブルーベリーとどこがちがうのですか?」と尋ねると、「普通のは栽培種で、これは野生種なんですよ。試食してみますか」と手のひらに5粒ほどのせてくれた。
小さいけれどかみごたえがあり、しっかりとした存在感を示している。
甘味よりも酸味が強く感じられた。
面白い味なので、せっかくだから買ってみようと思った。
80gのミニサイズのがあったので購入する。
お値段は税込で1296円。
「目にいいから、毎日小さじ1杯ずつ食べてみてくださいね」
「大体1週間分入ってますよ」
(今日の買い物の中で一番高額商品だ)
もったいないから、ちょびちょび食べようっと。
ヨーグルトに入れてみよう。
小さじ1/2山盛り分を入れてみる。
冷凍ブルーベリーがあったので、比較のために一緒にのせる。
ブルーべリーは大粒でみずみずしい食感。
ワイルドブルーベリーは小粒で酸味と甘みがギュッと詰まっている。
どちらもヨーグルトによく合い、美味しくいただく。
ワイルドブルーベリーは米国およびカナダ北東部でのみ自生するローブッシュのブルーベリー。
地下茎で増え、栽培できない。
梢の高さは30㎝程度で、一度収穫すると次に実をつけるのは2年後。
ワイルド(野生種)だから、人間は自然と共存しながらワイルドブルーベリーが増えるのを助け、見守ることしかできない。
野生種は栽培種よりも豊富にアントシアニンを含んでおり、鉄分やカルシウムも補給できる。
アントシアニンは眼精疲労の回復や抗酸化作用が期待できるといわれているので、健康維持にいいね。
ヨーグルトに入れるだけではなく、パンやお菓子に練り込むのもいいかも。