1月6日、いつものウォーキングコースにあるサザンカ並木は、満開を迎えてもう散り始めていた。
こちらは11月20日の写真。
11月には5、6本に1本くらいしか花をつけてなかった。
鮮やかな濃いピンク色の花が、冬の乾いた空気に潤いをもたらしてくれる。
サザンカ並木に沿って歩くのはとても気持ちがいい。
そしてつい口ずさんでしまう。
「さざんか さざんか 咲いた道 たき火だ たき火だ 落ち葉焚き あたろうか あたろうよ 霜焼け おててが もうかゆい」
童謡「たき火」の2番の歌詞だ。
戦前に発表され、戦後のラジオ番組から全国の幼稚園や小学校に広まっていった。
作詞者の巽聖歌さんの自宅近くに大きな欅の木が何本もあって、住人がたき火をすることが多かったことから、身近な風景を元に作詞したらしい。
たき火をしている周りに、子供たちが集まって暖まっている。
周りには大人たちもいて、おしゃべりしている。
昭和の何気ない風景がふと浮かんでくるような歌詞で、郷愁を感じる。
北風が吹いても、たき火にあたってたらへっちゃらなんだろうな。
どちらもツバキ科ツバキ属の植物なのでよく似ているからだ。
でも花が落ちる時に大きな違いがある。
サザンカは花びらが1枚ずつ独立しているので、ハラハラと散る。
ツバキは花弁が根元でつながっているので、花ごとぽとりと落ちる。
(ちょっとびっくりする)
最近ようやく区別がつくようになった。
また花の形でも見分けられる。
サザンカは平面的で薄く、ツバキより小さい。
ツバキは立体的で厚みがある。
サザンカが散ってしまう前にウォーキオングに出かけなくては。
寒いからといって部屋にこもっていてはダメだね。