「こんにちは。
金柑のカンタだよ。
先日うたた寝をしていて気がついたら、チェーンソーでバッサリと切られてた。
ご主人と、その友達夫婦の手によって。
そういえば、4年前にも同様に伐採されたなあ。
幹は1m70㎝くらいの高さで切られてる。
一般的に金柑の樹高は1〜2mらしいんだけど、僕は何故か大きく生長したんだ。
てっぺんは4mくらいになって、カーポートの屋根を追い越してたよ。
そして実がカーポートの屋根に落ちると、樋がつまってご主人が大変なんだ。
また、ベランダにも伸びていって、奥さんは布団が干せなくて困ってた。
寿命も長いんだ。
年輪わかるかなぁ❓
ふつうの金柑の寿命は20〜30年というところだって。
僕は神社の植木市でご主人のお姉さんに買われて、ここに植えられた。
もう50年以上前のことだ。
随分長生きしてるだろう。
この土地との相性がバッチリなんだろうな。
夏に花を咲かせると、ミツバチたちが遊びに来る。
根元付近では蝉の幼虫が育ってて、ある晩幹に登って羽化する。
秋が深まると実がグリーンから黄金色に変化する。
近頃は木が大きくなりすぎたせいか、小さい実しかつかない。
これではシロップやジャムに利用できないな。
今回の伐採で可愛いサイズになったので、次の実は大きく実るはず。
僕の実はビタミンCが豊富なので、風邪の予防や美容と健康に効果があるといわれているので、期待してて欲しいな。」
今回は、金柑のカンタ君に登場してもらった。
とても長生きのカンタ君にあやかりたいものだ。