我が家にピアノが登場したのは小学2年生の時だったと思う。
それまではオルガンを弾いていた。
幼稚園の時「ヤマハ音楽教室」に入って、みんなでオルガンを弾いていた記憶がある。
小学生になると母がピアノの先生を見つけて、楽器店の2階のピアノ教室に通うようになった。
ピアノのレッスンというより、待ち時間に読める「週刊マーガレット」に夢中だったかもしれない。
(もちろん、ちゃんと練習はして行ったよ)
先生も気づいていたのか、お金を渡されて私がマーガレットを買う係になっていた。
ピアノ教室には中学1年の途中まで通ったけれど、部活(運動部)と勉強とで忙しく、練習する時間がとれなくなったので辞めることとなった。
ベートーヴェンのソナタアルバムを練習していたので、続けてたらよかったのにと今なら思う。
その後も気が向けば何かの曲を演奏していたけれど、大学入学、就職と家を離れてしまった。
結婚して子供たちに習わせようとピアノを購入した。
それが今や物置と化している。
子供が弾かなくなると調律もしなくなり、放置状態である。
音楽番組を見ていると気持ちを揺さぶられ、無性にピアノが弾きたくなる。
でも指は全く動かない。
昔何度も引いた曲の楽譜を見てもよくわからない。
老化防止のためにはピアノは最適かも知れない。
頭の中には曲が流れているので、少しずつそれに合わせて弾いていければいいな。