春は別れと出会いの季節🌸
人生の最初の大きな節目、大学入学。
生まれてからずっと地元育ちで、幼稚園〜高校までのほほんと過ごしました。
でも大学だけは県外に出たいと考え、受験したのは京都の大学ばかり。
母の叔母(私にとっては大叔母)が京都にいるので、そこに住むことを条件に許してもらいました。
(なぜか祖父は最後まで地元にこだわっていました)
3月初めに入試があったので、すでに進路の決まった友人が遊んでるのを羨ましく思いながら勉強しました。
何とか無事に合格したので、美容院で茶髪にしました。
髪が黒くて硬くて多いのが悩みの種だったので、鏡を見てビックリ❗️
美容師さんは「思ったより赤くなったね。」
明るい茶色は、めちゃくちゃ目立ちます。
(当時は髪を染める人はほとんどいません)
夜、食事に出た時父が「フェミニンか?」とつぶやきました。
(その頃流行っていたヘアカラーです)
叱られるのではと構えていたのに、肩透かしを食った気分。
入学式は、父と行くことになりました。
大叔母の家に前泊し、当日の夕方父は帰途につきました。
自分の部屋に戻った途端、「おとうさぁん、おかあさぁん」と思わず声が出て、涙までこぼれました。
ひとりぼっちになったのを実感したのでしょう。
一人暮らしできるのにウキウキしていたはずなのに、寂しい気持ちはおさえきれませんでした。
でも入学式の時、隣に座った女の子と友達だちになりました。
彼女は一生の友人になったのです。
誰一人知り合いのいない大学に入ったけれど、新しい出会いがたくさん待ち受けていました。
一歩踏み出すことから何かが始まる、まさにそう感じた春でした。
茶髪で突っ張っていた遠い昔の思い出でした😅