穏やかなお天気で、空気もだいぶ暖かくなったので、散歩がてら公園へ出かけました。
その公園では、季節ごとに花を楽しめるように工夫して花を植えています。
今の時期なら何が咲いてるかなと、春を探してみました。
里山は木の芽が膨らんで山全体がホワホワした感じに見えます。
今まさに春に向かって準備を整えているところ。
山桜が咲くのを楽しみに待つとしましょう。
公園を訪れると、最初に椿の木が目に入りました。
朝方の雨で地面いっぱいに花の絨毯が広がっていました。
椿の小道では、一面に散り敷く花の上をゆっくりと歩きます。
何ともいえない風情があり、贅沢な気分を味わいました。
梅の花は、色とりどりに咲いて芳香が漂っていました。
「梅は香りに桜は花」ということわざを思い出しました。
梅は花の香りが、桜は花の様が優れているということです。
今でこそ花といえば桜をさしますが、奈良時代は花といえば梅でした。
蝋梅も咲いていました。
蝋で作られた梅の花のようなのでこの名を持ちますが、梅ではありません。
江戸時代に中国から渡来したので、「唐梅(からうめ)」ともいいます。
淡い黄色の小さい花が可愛らしく、いい香りでした。
花の色と香りを楽しみながらの散策は、心も体も健やかになります。
たまには外歩きをして、もっとたくさん春を見つけたいな。