月曜日の朝、テレビを点けると高校野球をやってた。
えっ、こんなに早くから?
いつも春休みになってからだと思ってたのに。
どうも2022年から3月18日に開幕しているらしい。
大谷選手のおかげでMLBソウルシリーズが人気である。
夜のテレビ中継をしているせいで、高校野球の影が薄いようにも感じる。
地元の学校が出ないと興味も湧かないものね。
地元の高校「三本松高校」は、24年ぶりに出場した2017年夏の選手権でベスト8に入ったことが記憶に新しい。
8校の中で公立高校は1校だけだったのを誇らしく思う。
その三本松高校が、2005年春の選抜大会に希望枠で選出されて出場した。
希望枠とは補欠校の中から守備力を重視して1校を選ぶ制度だ。
ニュースを知った近所のおばちゃんから「三高は甲子園を希望しとったん?」と聞かれて可笑しかった。
(希望して行けるものなら、誰でも希望するよね)
そして高松高校が21世紀枠で選出されたので、香川から2校の出場だった。
2005年3月27日、応援バスが何十台も出て、地元では大いに盛り上がった。
(なぜか、チケットを大事に保存していた私)
お天気にも恵まれ、応援席が一体となって声援を送った。
アルプススタンドからは試合の様子がよくわからない。
近くでラジオを聴いてる人を見て納得。
娘も吹奏楽部で一生懸命に演奏していた。
相手は東海大相模で強豪校だ。
ホームランを2本も打たれた。
ボールが飛んできて、スタンドに入った。
相手の応援席を見ると、肩を組んでスタンドが揺れている。
それを見て初めて「あ、これがホームランか」と思った。
チームはしっかり相手にくらいつき、いいゲームを見せてくれた。
結果は3対8で敗戦。
君たちにはまた夏がある。
私たちを再びアルプススタンドに連れて行って欲しい。
甲子園球場を初めて訪れ、興奮と期待でドキドキワクワクしたけれど、人の流れに混じって動くだけでとても疲れた。
高校生の躍動感は、大人にも活力を与えてくれる。
さわやかな1日だった。
いい思い出だ。