知人からお礼のお菓子をいただく。
賞味期限を見ると3月中旬だったので、「何だろう」と思いながら包みを開ける。
箱の蓋を見て「なんで桜餅が箱にはいってるの?」と疑問が湧く。
私の知ってる桜餅は道明寺粉を蒸した生地で餡を包み、桜の葉を巻いたもの。
(関西風ね)
そっと蓋を開けると、ピンク色をしたお餅が並んでる。
表面には何やらキラキラした白いものが。
「高野屋貞広」のHPをチェックする。
京都にある創業95年の和菓子店で、半生菓子をひとつの菓子として確立させた「さきがけ」と言われているらしい。
半生菓子とは「生菓子のような形態を持ち、干菓子のようにかたくなく、かつ日持ちのする菓子」だという。
へぇ〜、初めて知ったよ。
「みやこ桜もち」は、2月から3月の春限定のお菓子。
白あんには桜の葉がたくさん練り込まれていて、春を感じさせる香り。
柔らかいお餅で包み、表面には氷餅をまぶしてある。
(柔らか過ぎて上手に切れなかった)
氷餅とはつきたてのお餅を短冊状に切って和紙に包み、4〜5日ほど水に漬けた後、寒風に晒して凍らせ、乾燥させてできたもの。
はじめは、お砂糖をまぶしてるのかなと思った。
桜の風味をしっかり味わいながら、美味しくいただいた。
屋外の空気はまだまだ冷たいけれど、いろんな場面で春に触れる機会がある。
春限定のお菓子で、一足早い桜風味を味わう。
ちょっとした幸せが日々の中では大切なもの。
半生菓子や氷餅のことも学べたのでよかった。
今度は生菓子の桜餅を食べなくちゃ。
関東風のは食べたことがないので、そちらにも興味がある。
食いしん坊のアリスは、スイーツには目がないのだ。