高松の「KAGUcafe」で「立春“おもちゃ箱”コンサート&クリームティー」という催しがあり、「クリームティー」につられて参加する。
「クリームティー」とはスコーンと紅茶のセットにクロテッドクリームが添えられたもので、紅茶好きの国イギリス発祥。
「クロテッドクリーム」はバターと生クリームの中間のようなクリーム。
バターよりもあっさりしていながら、生クリームよりは濃厚な味わい。
食べてみないとわからない。
コンサートは箏と尺八の師範お二人の演奏会。
“おもちゃ箱”というタイトルは、多分「和」か「洋」か、何が飛び出すかわからないということだと思う。
和楽器で奏でるのは邦楽だけではなく、現代曲の演奏もある、楽しいコンサート。
最初は古典の名曲「春の海」で始まり、立春なのにお正月気分に戻ってしまう。
現代曲も巧みに演奏され、カフェが箏と尺八の音色に包み込まれる。
箏は調弦が必要なので、その合間に尺八奏者はお客さんのリクエストに応える。
「上を向いて歩こう」「舟唄」「青葉城恋唄」など、昭和歌謡ばかり。
そうこうしているうちに、クリームティーセットが運ばれる。
事前に「レーズン苦手な人」「コーヒーがいい人」と聞かれ、迷わず手を挙げる。
(レーズンはとても無理!)
私のプレートにはレーズンなしのスコーンが。
(ありがとうございます🥹)
ラスクとチーズケーキまでついてるなんて、贅沢なティータイム。
それも生演奏付きの。
クロテッドクリームとジャムが添えられている。
スコーンは素朴な味わいの焼き菓子で、それだけ食べるとあっさりしている。
でもクロテッドクリームを塗ると、とても美味しくなってびっくり❣️
二つの味が溶けあって何倍も美味しくなるなんて、最強の組み合わせだ。
最初に作ったイギリス人は偉い❗️
チーズケーキもしっとりして、口の中でとろけていく。
(またこのカフェに来なくちゃ)
30名のお客さんがクリームティーを堪能している間も演奏は続く。
「さぎりきゆる〜」で始まる「冬景色」は、箏の先生が弾き語り。
細く美しい声を聞いて、歌詞の情景を想像する。
尺八の即興演奏も素晴らしい。
アンコールの拍手が鳴り止まず、演奏者とお客さんが一体となった温かいコンサートだった🎵