2008 台湾の旅 その4
3月28日
今日はいよいよ故宮博物院の見学❗️
門から建物までの間には広い通路があり、これが台湾のパターンなのかなと思う。
第2次世界大戦後、中国大陸の博物院の所蔵品が台湾に運び出されたのは1949年。
そして1968年に台北に新館を落成し、一般公開となる。
清朝の至宝がぎっしり収蔵されている特別な博物館だ。
見学時間は10時から12時の2時間。
まず白菜と角煮を見なくちゃ。
「翠玉白菜」
翠玉(翡翠)を虫が止まった白菜の形に彫刻した19cmの美術品。
白菜の葉の重なり部分など、彫刻とは思えないほどの技術に感嘆するばかり。
虫も葉と一体化してるようではっきりわからない。
繊細で美しいなあ。
「肉形石」
「ちっちゃーい」これが最初の感想。
長さ5.3㎝、幅6.6㎝、高さ5.3㎝の彫刻で天然石を染める技術で色合いを出している。
断面の色がなんとも言えない味わいだ。
小さいけれど、本当に角煮に見えるから驚き❗️
他にも目を見張る美術品がずらりと並び、2時間では時間が足りない。
それほど素晴らしい博物館だった。
昼食は近くの「丸山大飯店」の「金龍餐庁」というレストランで飲茶をいただく。
香港点心は、ランチタイムだけしか食べられないらしい。
デザートでドラゴンフルーツを食べた。
(初めてかも?)
飲茶といっても炒め物はしっかり出てきた。
午後は藩さんの車で「淡水」までドライブ。
淡水は台北市の北にある街で、夕陽が綺麗で有名なところ。
街を散策して、「紅樓」でティータイム。
1899年に建てられた古い建物。
赤レンガとアーチ型の回廊が特徴のコロニアル建築。
外の風景を眺めながら、のんびりとフルーツティーを飲んだ。
台北に戻り、足ツボマッサージ体験をする。
ツボを押さえられる度に「痛たた」というと「胃が疲れてるね」「肩凝ってるね」「ストレスあるね」と返ってくる。
あちこちくたびれてるのか、声が出るほど痛い。
隣の友人が静かに施術を受けてるのが信じられなかった。
夕食は養生料理、これは精進料理らしい。
「衆流素食(ツォンリョウスースー)」という店に入る。
野菜やキノコを素材にして、豚肉やうなぎもどきの料理を作り出す。
見た目はお肉に見えるのに、食べるとあれっていう感じかな。
でも体にとても優しくてヘルシーだから、胃にもたれない。
といいながら、今日もぱくぱくと食べてばかりだったな。