昔『大改造‼︎劇的ビフォーアフター』という住宅リフォームのテレビ番組があった。
加藤みどりさんの「なんということでしょう」という言葉が今も耳に残っている。
上の絵は、以前描いた鳴門の空の絵を先生に指導を受けて手直ししたもの。
先生の指導に従って手を加えると「あら不思議」「なんということでしょう」
ガラッと雰囲気が変わり、色鮮やかだった絵が、しっとりと落ち着いた。
(指導ポイント)
1 空は筆跡を消すために上から白を塗る。
2 海は手前を濃い目にしてグラデーションにする。
3 植え込みの緑には赤を加えて手前を濃くする。
4 ピンクの花は目立ちすぎるので、青を塗ってトーンを落とす。
前回はアクリル絵の具で描いたけれど、今回は顔彩で手を加えた。
少し塗っては乾かし、色目を見てまた塗り重ねた。
先生に何度もダメ出しをされ、時間をかけて根気強く粘った。
前の絵はパソコンの中にしかないので、今横に並べると違いがよくわかる。
空より花が中心になってしまっていたのを、空に注目できる絵に変わった。
いつもながら先生の指示には驚かされる。
「えっ、そんな色使ってうまくいくのかな」とか「全部白で塗るの?」とか「緑に赤ってあり?」など、素人には疑問だらけの色使い。
(先生は魔法使いか?)
指導してもらえるのはありがたいことだ。
受身でいるばかりでなく、自分でも色彩の勉強をしないといけない。
自分の記録のために書きました。