スペインアンダルシアの旅 その5
5日目(12/27)
スペインの旅も後半になりました。
午前中はセビリア市内観光です。
その歴史は古く、紀元前のフェニキア人の植民都市に始まり、西ゴート王国やイスラム王朝の都として発展しました。
大航海時代はスペイン王国の海外発展の拠点となり、大いに繁栄しました。
「黄金の塔」はイスラム統治時代(1221年)に街を守る見張り台として建造されました。
高さ36mで12角形の塔です。
「セビリア大聖堂」はバチカン市国の聖ピエトロ寺院、ロンドンのセントポール寺院に次いで世界3番目の大きさを持ちます。
大聖堂の横に立つ「ヒラルダの塔」は、かつてモスクの尖塔でした。(70m)
それが教会の鐘楼として生まれ変わったのです。(98m)
70mまではイスラム的な幾何学模様で、拡張部分はルネッサンス様式となっています。
塔頂の女神像「風見」という意味の「ヒラルダ」の愛称で呼ばれることから、その名がつきました。
スペイン広場やアルカサル宮殿も見学しました。
写真がうまく撮れていないのでその華麗さをお伝えできないのが残念。
🚌に2時間乗車して、コルドバへ。
かつての後ウマイヤ朝の首都で、西イスラム文化の中心地として発展し、10世紀には世界最大の人口を持つ都市だったそうです。
(すごい!)
イスラム勢力がイベリア半島から追われると、モスク(メスキータ)にはカトリック部分が増築されました。
グアダルキビール川にかかる「ローマ橋」は、その名の通り古代ローマ時代からこの場所にあるそうです。
長さ331mある現在の橋は16世紀の建造。
歴史的建造物がたくさん残っているのは素晴らしいことです。
「花の小径」は観光スポット。
人一人が通れるくらいの路地の両壁に花の鉢植えが飾られていて、とても癒されます。
路地の隙間からメスキータを眺めて楽しむのが人気です。
「メスキータ」のオレンジの中庭です。
メスキータはスペイン語でモスクを意味し「聖マリア大聖堂」を指しています。
かつての大モスクが今はカトリック大聖堂になっているのです。
礼拝の間にはメッカの方向を示す壁があり、ミフラーブと呼ばれる目印が設けられています。
オレンジの中庭は、礼拝者が体を清めるための沐浴を行う場所でした。
16世紀になり、カトリックの祈りの空間が加わりました。
ここでイスラム教とキリスト教が混在したスタイルができあがったのですね。
またまた🚌の旅です。
5時間の長旅を経ていよいよ首都マドリードへ。
国土が広いので移動も大変です。
もちろん爆睡していたので、目が覚めたらマドリード❗️
その6につづく⭐️