2001年4月、長男は高校に入学しました。
遠いのでJRを利用しなくてはなりません。
普通列車で1時間ちょっと。
そして、駅から学校まで10分ほどかかります。
家を出るのは7時頃。
そのためには6時には起こして、6時半にはお弁当も準備。
私は何時に起きればいいの?
初めて尽くしで、しばらくはあたふたしました。
リュックや弁当箱、定期入れなども購入。
何かと物入りです。
5月1日18:20頃のこと。
長男が私の携帯電話にかけてきました。(何事?)
「乗り過ごしたから迎えにきて〜」
「今国道を歩いてる」
なんと、居眠りをして3駅も乗り過ごしてしまったのです。
(車だと20分くらい)
携帯電話は所持せず、お金もテレカもなかった長男は、通りすがりの見知らぬおばあちゃんに20円もらって公衆電話から私に連絡したとのこと。
コミュニケーション能力は人一倍あるみたい。
仕方なく迎えに行くと、一駅こちらまでとぼとぼと歩いているのを発見。
やれやれです。
新しい環境に慣れるのは大人でもしんどいです。
同じ中学から進学したのは3人。
長男以外は女の子でした。
田舎から急に街に出て行ったものだから、毎日が刺激的だったのでしょう。
疲れて居眠りもするでしょう。
でも、お金を持ってないのには正直驚きました。
おばあちゃん、ありがとうございます。
今時の高校生ならスマホを持っています。
当時は、校内持ち込み禁止だったような気がします。
もしかしてまだ買ってなかったかもしれません。(記憶があいまい)
いざという時のための備えは必要。
特にうっかりさんにはね。