アリスの雑記帳

日々是好日

方言の思い出

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人とのコミュニケーションには会話が大事。

でも言葉の意味が通じないと困ることになる。

遥か昔、京都の大学に入学した頃のお話。

友達と喫茶店に入っておしゃべりしていた時、コップの水がこぼれた。

❤️私「あっ、まけた!」

♠️友「何が負けたの?」

❤️「お水がまけたやろ?」

♠️「えっ?」

❤️「わからんの?水がこぼれたのをまけた言うんで」

(大きなカルチャーショックを受けた❗️)

関西の言葉は聞いて大体わかってたので、讃岐弁が通じないとは思いもよらなかった。

そこで聞いてみた。

❤️「お腹がおきるってわかる?」

♠️「寝てて起きる?違うな」

❤️「お腹が一杯、満腹になるってことや」

♠️「へぇー」

 

「水がまける」「お腹がおきる」は他の友達に尋ねても、誰もわからなかった。

(私の方が❓マーク飛びまくり状態)

 

おまけに「香川県って、大阪に近い方?遠い方?」

「四国って行ったことないから位置関係がわからんわ」

などよく言われた。

(香川の認知度の低いことよ)

関西圏はその中で全てが満たされてるので地方に目が向かないのかなと思った。

 

また「〜だから」というのを「〜きん」という接尾語をつけてしゃべる。

「ほんだきん」を多用すると、先輩に「また、キンキン言よる」とよくからかわれた。

 

ご飯を食べに行って、「むつごいなぁ」と言ったら周囲のみんなは❓マーク。

「味が濃い、しつこい」というような意味だ。

 

できるだけ、標準語に言い直すように努力した。

友達は、京都、大阪、神戸と出身地によって少しずつ言葉が違うけれど、言ってることはわかるので、普段通りおしゃべりする。

なんだか、少しハンデを負ったような気持ちがした。

 

そういえば東北や九州出身の友達は、標準語に近い言葉を使ってたなぁ。

私は讃岐弁と関西弁の混じった変な言葉だったかもしれない。

懐かしい思い出だ。