音楽の時間に必ず習った縦笛、リコーダー。
吹くだけで簡単に音が出るので、指使いさえできればバッチリの楽器。
昨日、古楽器のコンサートを聴いた。
題して「古楽への誘い」だ。
ワンコインコンサートということで、1時間の演奏時間に14のプログラムがギュギュッと詰め込まれており、とても充実したひとときを過ごした。
「リコーダー」は中世ヨーロッパ(15〜18世紀、ルネッサンス、バロック時代)ではとても人気があった楽器。
宮廷音楽にも用いられ、優れた作品がたくさん残されている。
しばらく忘れ去られていたが、20世紀になってその人気が復活した。
今回の演奏にはソプラノ、アルト、テナー、バスの4種類のリコーダーが使われた。
とてもやわらかい音色でここちよく、思わずうつらうつら•••
(本気で眠っちゃダメ)
そして「ヴィオラ・ダ・ガンバ」という楽器も登場。
16〜18世紀に活躍した擦弦楽器。
「脚のヴィオラ」という意味で、足で挟んで演奏する。
小型のチェロのようにも見える。
柔らかく繊細で抑制された音が特徴だ。
「チェンバロ」演奏もあった。
見た目はピアノのようだが、弦を弾く構造はギターや琴に近いので、音もギターによく似ている。
リコーダー3本と太鼓によるネーデルランドの舞曲は、「タン・タタタ・タン・タタタ」という太鼓のリズムに乗って、リコーダーが軽やかな音色を体全体で奏でる。
楽しそうな演奏は、観客も楽しませてくれる。
アルトリコーダーとチェンバロの「アヴェ・マリア」の二重奏にはうっとり❤️
チェンバロでバッハの伴奏部分を弾き、リコーダーでグノーのメロディーを吹く。
歌無しでも素晴らしい演奏だった。
古楽器の演奏を聴くと、なんだか優しい気持ちになれる。
1時間ちょっとで終了したので、ついカフェに寄ってしまう。
久しぶりにチーズケーキセットをいただく。
値段の割にボリュームがあって、予想の1.5倍の大きさだった。
チーズも濃厚で食べ応えがあり大満足❣️
(これは晩御飯を控え目にせねば)
友だちと3人でゆったり、まったりした午後の時間を過ごすことができ、いい日曜日になった。