(斜め上から見たら、こんな感じ)
今日の主線となる枝物は「雪柳」
春、枝垂れた枝先の長い穂にたくさんの可憐な花を咲かせる雪柳。
夏は葉のグリーンが生き生きとし、鮮やかさを楽しめる花材だ。
雪柳を3本、右奥から左手前に斜め一直線に生ける。
(中央を一番高く、手前を一番短く)
左側に「ヘリコニア」を高さを変えて生ける。
南アメリカ、南太平洋諸島に分布する花で、トロピカルな趣がある。
右側に「ケイトウ」を生ける。
最初にケイトウと聞いて驚いた。
こんな種類のケイトウもあるんだなぁ。
ふさふさした細長くて柔らかい花穂が、優しい雰囲気。
「菊」を短めに切って、バランスよく中央付近に入れる。
花の近くの葉が邪魔なら、手でちぎるのがよいと教わる。
(花が綺麗に見えるように、少しちぎってみる)
菊の後ろ側に「りんどう」を1本、スッと入れる。
最後は「小菊」を足元に差し込んで、仕上げをする。
赤、ベージュ、黄色、紫、白と色とりどりの花でとてもカラフルになった。
でも全体に優しい色合いなので、うまく溶け合っているように思う。
最後は先生のご指導で、雪柳に少し手を入れる。
右端の葉の下の方を取り除いてやると、ケイトウがすっきりと見えるようになった。
中央の上の方も、少しカットしてみる。
離れた場所から眺めながら、全体のバランスをチェックする。
花の入れ方は「お直しなし!」で嬉しい❤️
こちらは先輩の作品。
古典的な生け方で、スッキリしてかっこいい❗️
同じ花材でも、花器や生け方でかなり雰囲気が変わるから面白い。
人の作品を鑑賞するのも勉強になる。
これからも精進しよう。