お菓子教室で「台湾カステラ」を作ると連絡があった時、食べたことがないので楽しみにしていた。
「台湾カステラ」とは台湾北部の淡水という地域でよく食べられていたお菓子。現地では「昔ながらのケーキ」「プリンのようなケーキ」「焼きたてのケーキ」となどとよばれている(そういう意味の中国語で)。だから「台湾カステラ」では通じないこともあるそうだ。
カステラという名前だけど、本家のカステラとは材料や作り方が異なる。
カステラは強力粉を用いるので、生地がしっかりしてかみごたえがある。
台湾カステラは薄力粉を用いて湯煎焼きをするので、ふんわりした見た目。
さあ、作ってみよう。
台湾カステラ
《材料》18㎝のパウンド型1台分
薄力粉45g ホワイトチョコレート20g
生クリーム70ml 卵3個 きび砂糖50g
《下準備》
クッキングシートを型に合わせて敷く。
《作り方》
1 耐熱ボウルにホワイトチョコレートと生クリームを入れ、ラップをかけて600Wのレンジで30秒✖️3回加熱する。
泡立て器でチョコが完全に溶けるまでよく混ぜる。
2 ボウルに卵黄と卵白を分けて入れる。
3 1に薄力粉を加えてしっかり混ぜる。
4 卵黄を加え、泡立て器で持ち上げるとサラサラと落ちて跡が残るくらいの状態になるまで混ぜる。
(卵黄生地の出来上がり)
5 卵白の入ったボウルにきび砂糖を加え、ハンドミキサーでツノが立つまで泡立てる。(メレンゲの出来上がり)
6 4の卵黄生地に5のメレンゲを2回ほど山盛りにすくって入れる。
泡立て器でしっかり混ぜ合わせる。
7 6を5のメレンゲのボウルに戻し入れ、ゴムべらで底からすくうようにしっかり混ぜる。
8 型に生地をやさしく入れ、軽く落として気泡をつぶしつつ表面を平らにならす。
9 天板に40°C以上の湯を1㎝の高さになるくらい注ぎ、160°Cに予熱したオーブンで40〜50分ほど湯煎焼き(蒸し焼き)にする。
な、な、なんと、取り出す直前に真ん中に大きな亀裂が入る。
でも、出して時間が経つと、徐々に元通りになった。
一旦大きく膨らむけれど、冷めるとしぼんでいくんだね。
(亀裂がくっついたから、いいか)
家に帰って切ってみる。
見た目はカステラに似た色合いだ。
でもサイドが凹んでるのがショック❗️
ウエストにギュッとくびれが入った感じ?
四角い出来上がりを想像していたのに、ちょっと失敗かもしれない。
8番目の手順で軽く落とす時、やさしくやりすぎたのかも。
生地がサイドまで行き渡ってないということだろうな。
ベーキングパウダーを使用しないので、メレンゲの泡だて方が大事でもある。
メレンゲはしっかりツノが立ってたんだけど😅
生地はきめ細かくて、しっとりしている。
甘さは控えめで、優しい味わい。
見た目が可哀想だけど、家で食べる分には困らない。
出来上がるまで油断できないということを学んだ。