カマキリの赤ちゃんに初めて出会う。
友人のお宅でお茶を飲んでいたら、あちこちに小さいものが蠢いている。
「あ、カマキリの赤ちゃんや。いっぱい産まれたんやな。」と。
捕まえて子供たちに見せようと別の友人が袋に集めた。
まず、4匹捕まえた。
(後で6匹見つけたよ)
5㎜から10㎜くらいの超ミニサイズなのに、意外とすばしっこい。
カマキリの赤ちゃんは初夏に孵化するらしい。
形は成虫とよく似ていて、小さくてもちゃんとカマキリの格好をしていることに静かに感動する。
色は薄茶色で羽ははえていない。
どれだけの子が立派な成虫になるんだろう?
こんなに小さきものが自然の中で生きながらえるのは大変なことだろうな。
初夏になるとあちこちで虫がたくさん飛び回っている。
赤ちゃんを初めて見て、カマキリの一生について考えてみた。
裏山を散策すると、野イチゴが足元にちらほら見えた。
(友人宅は里山のすぐそば)
「見て見て、ここで踏ん張って実をつけてるよ」と主張してる。
これはニガイチゴかなぁ?
とても小さくて可愛らしい。
果肉は甘いけれど、種に苦味があるためそう呼ばれているという。
ちょっと可哀想かもしれない。
足元に注意していると、テントウムシも登場。
オレンジ色の背中が見えた。
忙しなく行き来するのでうまく写真が取れなかったのが残念。
今日は小さきものたちとの出会いの時間を持てた。
自然の中で周囲を観察すると、普段気づかない発見がある。
何気ない1日の大切な出会い。
心がほんのり温かくなった。