アリスの雑記帳

日々是好日

受験生の思い出

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昨日、大学病院にお見舞いに行った時のこと。

駐車場のバーが上がっていた。

共通テストのため、午後8時まで駐車無料との但し書きがある。

医学部の校舎では受験生が頑張っているんだ。

そうか、この土日が「大学入学共通テスト」だったんだと気づく。

受験は多くの人が通り抜けて来た道だけど、身近に受験生がいないと全く世間の流れに無頓着になっていた。

 

大学入試制度を遡ると、1990年度から2020年度までが「大学入試センター試験」で結構長く続いた制度だ。

その前は1979年度から1989年度までの「大学共通第1次学力試験」いわゆる「共通一次試験」が実施されていた。

 

私は一期校二期校制度の最後の受験生だった。

浪人すると5教科7科目も受験しなければならないと聞き、これは絶対に現役合格せねばと頑張るしかなかった。

(理科と社会2科目なんて到底無理〜)

当時は一期校と二期校の2校に出願することができた。

自分のレベルを確認するのは校内模試と校外模試しかないので、とにかく勉強するしかなかった。

3年生初めの英語の校内模試の成績にガックリ。

授業で習ったことはできるのに、模試はさっぱり。

(校内模試は校外模試よりも難しかったのだ)

よく考えてみると、英単語を覚えていなかった。

周囲を観察すると、みんな休み時間には何らかのテキストを読んでいた。

(うわっ、出遅れてる。やばいやばい)

その頃の進学校は、自主性に任されていたのでぼんやりしていると、みんなに置いていかれる。

2年生が終わるまで、「大学なんてどこか受かるだろう」と気楽に構えていたのが大間違いだった。

塾にも通ってなかったので、誰もアドバイスしてくれなかったのだ。

 

志望校のレベルはかなり高かった。

それから、友達同士で英単語の覚え合いをしつつ、遅れを取り戻す努力をした。

進研ゼミの未解答の問題も、引っ張り出して解いてみた。

長い人生を振り返ると、受験生の時ほどいろんなことを一度に詰め込むことはない。

短期集中で何とか切り抜けることができた。

(大学に入った途端、英単語はすーっとどこかへ抜けていった)

 

受験生のみんな、持てる力を十分に発揮して欲しい。

被災地の受験生も心配だ。

受験がうまくいくように祈るしかない。