(じゃらんnetより)
香川県三豊市にある父母ヶ浜(ちちぶがはま)の夕暮れの絶景です。
干潮時に風がなく水面が波立たなければ、潮溜りに空が映り、鏡張りのような風景を観ることができます。
南米ボリビアの「ウユニ塩湖」のような写真が撮れるとSNSで話題になり、2017年以前は年間1万人だった観光客が2019年には何と45万人にもなったそうです。
(SNSの威力は恐るべし❗️)
約1kmのロングビーチを誇る穏やかな海水浴場に、1994年、工場誘致を視野に入れた大規模な埋め立て構想が浮上しました。
地元の有志7人が立ち上がり、自分たちのやり方で父母ヶ浜を守る誓いを立て、海岸のゴミ拾いを始めました。
「ちちぶの会」のささやかな抵抗でした。
晴れの日も雨の日も雪の日もゴミを拾い、その強い想いが多くの人に伝わり、バブル崩壊もあって埋め立て計画は中止に。
今では200名を超える参加者が清掃活動をしています。
お金を超える価値があるものを、未来に残したいという想いが活動の支えになったのでしょう。
昨日訪れたのは午後2時過ぎで、ちょうど潮が満ちてくる頃でした。
それにもかかわらず、海岸にはたくさんの人。
みんな裸足になって砂浜を歩いて楽しんでいました。
周辺にはカフェやレストラン、ドーナツ店、コーヒー店など様々のお店が立ち並び、観光客で賑わっていました。
その昔、仁尾町では1981年に太陽熱による1000kwの発電に世界で初めて成功し、1981年から83年にかけて「仁尾太陽博」が開催されました。
1984年には跡地に「仁尾サンシャインランド」という遊園地が開業。
(1995年閉園)
子どもを連れて訪れたことを思い出しました。
その頃は父母ヶ浜という海岸の存在も知らないまま。
自然の美しさをそのままの形で残していくのは大変な労力が必要です。
「ちちぶの会」のみなさんの継続する力には頭が下がる思いです。
地道にコツコツ続けた海岸清掃が、今の賑わいに繋がっているんですね。
今度はぜひ夕暮れの父母ヶ浜に行きたいです❗️