先日、綿の実(コットンボール)の収穫をした。
4月から「綿の手仕事」サークルに入っている。
4月下旬に綿や藍の苗を畑に植え付けた。
6月に支柱立てをした。
綿の成長は著しく、8月には2mを超える背丈になるものもある。
和綿の実は下を向いてはじけている。
それをそっと摘んで収穫する。
暑い畑の中なのに、子どもに戻ったように嬉々として活動した。
ゴミや汚れを取り除き、ざるに入れて天日干しをする。
だんだんふんわり感が出てきた。
今日は、洋綿も同時に収穫する。
緑綿と茶綿だ。
洋綿の実は上を向いて爆(は)ぜる。
和綿とは逆なんだなぁ。
茶色のはテディベアみたいで可愛らしい。
緑色のは微妙な色合いが面白い。
どちらもまた、天日干ししなくちゃ。
綿の実が乾いたら、種を取り除き、綿打ちをして篠巻きを作る。
そして篠巻きから糸を紡ぎ出す。
紡いだ糸(単糸)を2本より合わせて双糸にする。
かせ上げ(かせを作る)をしてより止め(鍋で煮る)をすれば完成。
それはそれは長い地道な作業の繰り返し。
昔の人はこうして綿の実を取り、糸を紡ぎ、織り、布に形を変えて活用していたのだと思うと頭が下がる。
我々はなんと便利な世の中を生きているのだろう。
ものづくりの原点を体験するのは、時間がかかるけれど刺激的で楽しい。
茶色や緑色の糸ができるのが楽しみ😀