2003イタリア名所めぐり旅 その3
4日目(8/5)
午前中はフィレンツェ市内観光です。
トスカーナ州の州都であり、15〜16世紀にルネサンス文化が花開いた街。
「屋根のない美術館だ」と呼ばれるほど数多くの傑作と建築で溢れています。
なるほど、ヴェッキオ宮殿前のシニョーリア広場には、彫刻作品がたくさん設置されまるで野外美術館です。ミケランジェロのダビデ像もありました。(もちろん、レプリカですが)
メディチ家歴代の美術コレクションを収蔵する美術館で、1580年に竣工。
ボッティチェリ『ヴィーナスの誕生』『プリマヴェーラ』、ダヴィンチ『受胎告知』など、有名な絵画のオンパレードで、どれだけ時間があっても足りません。
☆サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(花の聖母教会)
古代ローマ時代から「花の女神フローラの街」として繁栄してきたフィレンツェのシンボル的存在。
ピンク、グリーン、白の大理石がシックで美しいゴシック建築は、1296年に着工し、完成まで約140年もかかったそうです。
クーポラ(ドーム)内側の丸天井には『最後の審判』のフレスコ画が描かれています。
ため息が漏れるばかりでした。
☆サン・ジョバンニ洗礼堂
大聖堂の正面にある八角形の美しい建物。
三つの扉があり、東側の金色の扉はミケランジェロが「天国の門」と呼んで称賛したとされる美しい門です。
大聖堂の脇には高さ84mの「ジョットの鐘楼」があり、上から街並みを一望したら素敵だなと思いましたが、行列ができているため諦めました😓
昼食後、ユーロスター・イタリアに乗車してナポリへ向かいます。
ユーロスターはイタリアにかつて存在していた高速列車で、2012年に廃止され、現在はレ・フレッチェに引き継がれています。
20年も前の旅なので、時の流れとともに様々な変化がありますね。
🚃約3時間半でナポリに到着。
ナポリは38°Cの猛暑で、喉が渇いてどうしようもないくらい。
冷房もあまり効かないし・・・
左は昼食で、ピッツァ・カプリチョーザ。
本場のピッツァは窯焼きでみんな形が違っていました。
こんがり焦げたところが香ばしくて、もうそれだけで大満足😋
右はホテルでの夕食。
漁師風リゾット、魚のグリル、パスティエラ(ナポリのケーキ)、カプチーノ。
テーブルには「ラクリマ・クリスティ」(キリストの涙)という南イタリアを代表するワインがありました。
青く美しいナポリ湾は天国の一部を悪魔が切り落としたからだと言われています。美しい青空の一部を失ったことを悲しんだキリストが涙を流し、涙が落ちた地で育って生まれたのがこのワイン。
名前の由来をたどるのも面白いですね。
その4につづく