2011年世界遺産巡り その2
8月21日
本州最南端を目指してシーサイドドライブ🚗
約40の岩が850mにわたってそそり立っている。規則的な並び方が橋の杭に似ていることから名がついた。
次に本州最南端の地、潮岬へ。
明治6(1873)年の初点灯以来、沖ゆく船を照らし続ける白亜の灯台に上る。
台上からの水平線の眺めは格別だった。
資料展示室も見学した。
そして白浜方面に向かう。
展望台から三段壁を眺める。
高さ50〜60m、南北2kmにわたって続く断崖絶壁の名勝。
そこから海岸に降り、千畳敷を歩く。
太平洋に向けて突き出した大きな白い岩盤は広々としていて、荒波に浸食されて創られた壮大な景観には目を見張るばかり。
白浜のシンボル円月島は正式には「高嶋」という小島。中央に円月形の穴が空いていることから円月島と呼ばれている。夕陽の美しさは格別で春と秋には穴に夕陽がおさまる瞬間もあるという。
夕陽を眺められる人は幸せだなぁ。
疲れたので、近くの足湯にのんびりつかる。
結構、気持ちよかった。
とれとれ市場で昼食、土産タイム。
帰りはフェリーに乗る予定を変更し、高速で帰路へ。
運転手のみなさん、お疲れ様でした。
それから約2週間後、台風12号が和歌山県に大きな被害をもたらした。
「紀伊半島大水害」は8月30日から9月5日までの総降水量が各地で1000mmを超えた。大雨により県南部を中心に深層崩壊や土石流などの土砂災害が多数発生し、多くの尊い人命が犠牲となる甚大な被害が発生した。
9月3日に高知県東部に上陸した台風は夕方には高松を通過。
その後ゆっくりと日本海に抜けたけれど、台風の中心から東に位置した紀伊半島で大雨となった。
9月4日にニュースで和歌山・奈良方面が集中豪雨で大変な状況だと知った。
2週間前に訪れた場所が水に浸かっている映像に驚く。
(見知った場所だと気にかかるものだ)
速玉大社も浸水し、那智の大滝も足場が流出したらしい。
観光を楽しんだばかりの場所が、台風のせいで大きな被害を被っている。
自然の凄まじさの前で人間は無力だと強く感じた。