昨日の「ブギウギ」で主人公スズ子(趣里さん)が列車の中で「ふるさと」を歌った。
久しぶりに聴いて、名曲だなぁと改めて感動した。
兎追いしかの山 小鮒釣りしかの川
夢は今もめぐりて 忘れがたき故郷
如何にいます父母 恙なしや友がき
雨に風につけても 思いいずる故郷
志をはたして いつの日にか帰らん
山は青き故郷 水は清き故郷
小学校の時初めて聴いて、出だしを「うさぎ美味しいんかな」などと皆が勘違いしていたのを思い出す。
故郷を遠く離れて、学問や仕事に励む人が子供の頃の野山の風景を懐かしむ歌として、1914年(大正3年)に発表された。
高野辰之作詞、岡野貞一作曲による文部省唱歌。
文部省唱歌は1910年から1944年までの音楽の教科書に掲載された楽曲。
戦後は18曲を歌唱教材として指定したという。
いい歌がたくさんあるから、今の子供たちにもしっかりと歌って欲しいな。
現在は小学校6年生の教科書「ふるさと」が掲載されているという。
歌詞とメロディーがとても歌いやすくて、いつどこでも口ずさめる。
誰もが懐かしいと感じる、日本人の心の中の原風景だと思う。
田舎に住んでいると、青い山や清らかな川はいつでもすぐそばにある。
そんな私でも、のんびり土手でススキを取ったり、川でメダカを追いかけたりした昔がやはり懐かしく思える。
自然はそこにあるけれど、昔のままではない。
その変化とともに生きていかなければならない私たち。
「ふるさと」を聴くと一緒に歌いたくなる。
そして、心がほんわりと温かくなる。