アリスの雑記帳

日々是好日

祝日と日の丸

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朝、車を走らせていると、あるお家のおじさんが日の丸を揚げようとしているのを目にした。

そうだ、今日は秋分の日、祝日なんだと納得。

そして亡くなった祖父を思い出した。

明治生まれの祖父は、祝日になると必ず日の丸を玄関に揚げていた。

近所のお家もほとんど日の丸を揚げていたので、子ども心に「祝日は日の丸」が当たり前だと思っていた。

最近は隣近所で見たことがなかったので、今朝の日の丸には驚いた。

 

「暑さ寒さも彼岸まで」と言うが、なるほど今朝は随分気温が下がり、空気もひんやりしていた。

お彼岸は9月20日から26日までで、23日は彼岸の中日で秋分の日だ。

仏教では彼岸(先祖がいる極楽浄土)は西に位置し、此岸(しがん・現世)は東に位置するとされ、春分の日秋分の日は太陽が真東から昇り真西に沈むため、彼岸と此岸が最も通じやすい日と考えられた。

だからお彼岸にはお墓参りに行って、先祖の供養を行うんだね。

 

さて、秋分の日はなぜ祝日なのか調べてみた。

1948年の「国民の祝日に関する法律」によって制定されたそうだ。

「祖先をうやまい、なくなった人をしのぶ日」とされている。

 

では、祝日に日の丸の旗を揚げるのはなぜか?

上の法律の中に「豊かで幸せな生活を送るために平和に感謝し、国民全員でお祝いしましょう」という内容があって、要するに旗を揚げるのはお祝いのためということ。

昔はのんびりとしていたので、みんな「旗をあげてお祝いしよう」という気持ちを持っていたんだろうなぁ。

今は何かと忙しすぎて、今日は何の日とかいちいち考える暇のない人が多いようだ。

 

秋分の日は昼夜の長さが等しく、季節の変わり目を感じることができる日だ。

これからどんどん日没時間が早まり夜の時間が長くなる。

秋の夜長をどうやって楽しもうか考え中。