2005年職場旅行 その2
まず金閣寺へGO❗️
いつ見てもキラキラして贅沢な造りだなぁ。
天気も良く鏡湖池に姿が映っていい眺め。
大学生の頃、雪が積もった時すぐバスに乗って金閣寺の雪景色に感動したことをふと思い出した。
この舎利殿「金閣」が有名なため金閣寺と呼ばれているが、正式名称は「鹿苑寺」といい、相国寺の塔頭時院一つだ。
室町時代に足利義満が山荘を譲り受け別邸「北山殿」を置いたのが1397年。
義満の死後、鹿苑寺と名付けられた。
明治時代には庇護者をなくし困難に直面したが、歴代住職の努力で維持されてきた。
1894年には拝観者を受け入れ、戦後多くの人が訪れるようになった。
今目の前で輝いている「金閣」は実は1955年に再建されたものだという。
1950年21歳の寺の学僧によって放火され全焼したという衝撃の事実がある。
(生まれる前の事件だけど、信じられないー)
三島由紀夫はこの事件を題材に『金閣寺』という小説を1956年に発表した。
金閣寺の美に取り憑かれた学僧が放火に至るまでの経緯を告白体の形で綴る。
また、水上勉は丹念に調査や取材を重ね、放火者の真実に迫ろうとするノンフィクション『金閣炎上』を1979年に発表した。
私は三島作品しか読んでいないけれど、水上作品の方が事実に沿っているらしい。
その後、自由行動となり、同僚と二人で東寺を訪れた。
少し空模様が怪しくなって来た。
平安京遷都(794)に伴い東寺と西寺が建立された(東寺は796)。
西寺も羅城門も時の流れの中で消え、現存する平安京の唯一の遺構である。
ちょうど特別拝観中だったので、五重塔の内部に入ることができてよかった。
55mある木造建築日本一の高さは、新幹線の南窓からよく見えるので、東寺が見えたら京都だといつも思ったものだ。
五重塔は何度も焼失しており、現在のものは1644年徳川家光が再建したものだという。
東寺の近くにある羅城門跡を探してみた。
児童公園の中にひっそりと立て札と石碑があった。
平安京の朱雀大路南端にある表玄関の門だから、創建当時はさぞ立派なものだっただろう。
高校の教科書にある芥川龍之介の『羅生門』では、すでに荒廃した場面から始まっているし、跡が残ってないのでイメージしづらい。
でも京都の街角に立って目を閉じると色々な時代の様々な人々の姿を想像してしまう。
もちろん映画やドラマの影響もあるけれど。
雪が降って来たので、伊勢丹へ移動。
茶寮都路里(つじり)でパフェを食べる。
抹茶カステラパフェは生クリーム、カステラ、ゼリー、白玉と抹茶づくし❣️
抹茶スイーツ好きには外せないパフェ。
食べずに帰ったら、しばらく唸ることになるので食べられてよかった😀
お土産もしっかり買って大満足の京都旅だった。